【牧勝美 元少佐に学ぶ日本人の精神とリーダーの原点】

昨日は、鈴木田 しゅんごさんにお願いし
106歳になられる牧勝美 元少佐を訪ね
改めてお話を伺いました。

日本から選りすぐりのエリートを集め
優れた幹部候補生を育てた
陸軍幼年学校のお話。

そして、リーダーたるやどうあるべかかを
徹底的に叩き込まれた士官学校のお話。

昭和19年、日本の本土爆撃を少しでも
阻止するために、硫黄島を出撃し
サイパンのアスリート飛行場を攻撃した
サイパン攻撃のお話。

等、生き証人であられる牧勝美さんが
非常に鮮明なご記憶を辿ってくださり
お話を聴かせてくださいました。

特に私が心を動かされたのは
日本人の精神性の話です。

「戦前の日本人は『世のため人のため』
という精神を、普通の国民が
当たり前に持っていた。」

と、牧さんは仰います。

それ故、強かった日本を弱体化させるため、
「GHQが意図的に『個人主義』を
蔓延させる教育を行った。」
と、仰っていました。

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また、最も興味深かったお話は
士官教育、リーダー教育のお話です。

士官学校というと、勇猛果敢な将校に
育て上げるため、フィジカルの訓練が
大部分を占めていたのかなと
想像しておりました。

もちろん、武術や体力強化は
当たり前に行われたでしょう。

しかし、士官やリーダーたるや
どのような人格であるべきか。

士官は指揮の中枢であり、
団結の核心であることを自覚すること。

また、強い責任觀念と、高い徳性が
部下の信頼を得て、それが部隊の
強い団結力や強い戦力になること。

そのようなリーダーに求められることを
先輩将校からの薫陶や、古典や思想家からも
学んだと仰っていました。

(映画 『日本のいちばん長い日』の
主人公となられた阿南惟幾 陸軍大臣は
牧さんの幼年学校時代の校長。阿南閣下
からも薫陶を受けていらっしゃいます)

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艱難辛苦を乗り越えた
優れた人格を持つ指揮官を養成することが
日本の軍隊の強さに繋がる。

当時の方々はその核心を分かった上で
士官教育に力を入れていたのだと
牧さんのお話で、改めて知ることが
できました。

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左下が幼年学校校長だった阿南惟幾 元陸軍大臣。
中央におられる端正なお顔立ちの青年が牧勝美さん。
中央の眼鏡をかけた青年が、幼年学校時代の義烈空挺隊の奥山道郎大尉。牧さんと、幼年学校、士官学校共に同期。

アスリート飛行場は滑走路が穴だらけになり、使えなくなったため米軍は新たに別の飛行場を新設した、そのくらい8機の重爆撃機で戦果を挙げた。
重爆撃機『飛翔』。7~8人乗り。

106歳になった今もボランティア活動を通じ
「世のため、人のため」に命を燃やして
おられる牧勝美 元少佐。

心から敬意を表すると共に、
私自身も含め、我々日本人の精神性を
僅かでも取り戻していきたい。

改めて、その様に強く感じた
訪問となりました。

熊本市在住の男性でご長寿第2位の牧勝美さん。