【有機フッ素化合物の講演会参加】

先日は京都大学の原田浩二先生の
有機フッ素化合物(PFAS)の講演会に参加。

PFASは1万種類以上存在する
有機フッ素化合物の総称。

最近はPFOS・PFOAは規制対象となったため
毒性の低い短鎖PFAS(法規制外物質)が
半導体製造で利用される傾向にあります。

しかし、毒性が低いとは言え
短鎖PFAS(PFBSやPFBAなど)も
環境や人体への影響は
未だ不確定なことが多いのが現状です。

(日本で明確に規制の対象となっている
PFASは、PFOA、PFOS、PFHxS
の3つのみです。)

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2ヶ月ほど前、環境モニタリング委員会が
開かれ半導体工場稼働前後で、坪井川等で
水質の変化の調査結果が発表されました。
https://digital.asahi.com/sp/articles/AST484VSRT48TLVB003M.html

法規制物質については工場稼働前後で
変化はなかったとのこと。

一方、県が1万種類以上の法規制外物質を
調べていますが、PFASの一種
PFBS・PFBAの濃度が稼働前よりも上昇。

このレベルでは毒性で直接的な影響は
ないそうですが、長期的スパンで見たら、
やはり下げるよう求めていくべきです。

また、工場の稼働がPFAS上昇の
因果関係とは不明との行政の説明にも
「おかしいのでは?」と多くの方から
お声をいただきます。

煽るのも違うと思いますが、
だからと言って懸念している県民がいる
以上、消極的な対応も違うと思います。

だからこそ、原田先生のような方から
正しい知識を学び、予防原則に基づき
対応を求めていく。今後もその姿勢を
貫いていきたいと思います。

行政は県民のためにあるのだから
企業ファーストでなく、
県民ファーストであるべきです。